生きているのか、生かされているのか
世の中には二種類の人間がいると思われる。
生きている人間、そして生かされている人間。
人からの協力を得て生かされているという意味では、間違いなく全員が生かされている人間だろう。
ではここでいう生かされている人間とは何か。
それは自分の意思を持たない人間のことである。
親の勧めで大企業に就職する
安定のために公務員になる
社長のお気に入りになるために賄賂を送る
このようなタイプは自分の意思で行動していない。
周りがこうあってほしい、相手に利用される、このような生き方を選択し、意思決定に欠ける。しかし、このタイプは今の社会システムでは非常に出世しやすく、生きやすいタイプになるだろう。
別にこれが良い悪いと言っているわけではない。
世の中には二つのタイプの人間がいると言っているだけである。
ではもう一つのタイプを見てみよう。
生きている人間である。
このタイプは自分で意思決定をすることを好む。なので基本周りの言うことをあてにしない人間が多い。自分で意思決定をするということはリスクも背負うということだ。
孤独でもある。そして、今の社会システムでは出世しにくいタイプだろう。なぜなら尻尾を振る能力を持ち合わせていないから。
しかし、彼らは自分の人生を生きて言えるだろう。
なぜなら自分で意思決定を行っているからだ。それは自分は十分に価値のある行動だと思っている。
どちらが正しいとかという話ではない。
どちらを選択するかという話だ。
自分はやはり生きたい。
自分の人生は他の誰のものでもない、人生というものを真剣に考えるならば、生かされるのではなく、生きる。
全て自分で決めろ。
例え死ぬとしてもそこは自分の誇り、変えてはならない信念である。