「美しさ」を求める人生
司馬遼太郎の作品
「龍馬がゆく」「世に凄む日々」「峠」「新選組」
この4作を読んだ。
幕末の世界を幕府側、薩長側、それぞれから描いたものでそれぞれの立場から描いたものであるが、どちら側から書いても面白い。
なぜ面白いのか?
それはこの小説の主人公の生き方が「美しい」からである。
なぜ美しいと思うのだろうかと疑問に思う。
今までいくつもの作品を読んできて、何百冊と読んできたが美しいと感じたことはあまりない。
これらの小説の「美しさ」とは
常に死を覚悟している
護るものが決まっており、一度決めたら護りつくす
個人ではなく常に公のことを考えており、公のために行動する。
この3点がこれらの小説に共通していることかなと。
人間、生まれる時勢、場所は選べないが生き方は自分で選択することができる。
自分の人生を胸張って「美しい人生だった」と言えるような人生を送ろう。
「美」を求めて。