今の日本に一番足りないものは自信ではないだろうか
僕はずっと自信がない人間だった。
いつも人からはおかしいと言われ、そして失敗し、その度に劣等感を抱き、いつも一つの思いを抱いていた。
「自分が悪いんだ。こんな自分を変えなければ」
そんな風にばかり思っていた。
大学生になり、ビジネススクールに入るとその思いは一層強くなった。
みんな社会人のような礼儀正しさ、なんかすごいプレゼンをしてすごそうなフィードバックをする。悪口など言わずいつも笑顔。
このような周りに正直最初は気持ち悪さを感じた。なぜなら皆恐ろしいほど仮面を被っていて本心が全くその場に感じられなかったからである。
しかし、そこではそのようにするのが正解とされていたのでなかなかそのような雰囲気になじめない自分をいつも責めていた。
自分はダメだ、早くこんな駄目な自分を変えなければと。
二年間、そこで過ごしましたが結局変わらなかった。
そこで僕はそこをやめて旅に出た。
結局二年間もそこをやめなかったのはそこをやめたら逃げになると考えたからだ。
しかし、二年もやって変わらなかったのだからこれ以上やってもダメだと思い、ずっと行きたかったイスラエルとエジプトへ旅へ出た。
そこから僕の人生は大きく変わった。
まず、自分が望むような生き方をするようになったら自分を認めてくれる人に多く出会えるようになった。
その最初が窪さんという人物。
僕はいつも自分の話をしても理解されないことが多く、否定されることが多かった。
しかし、この窪さんは僕の話を聞いて
「お前面白いじゃん、もっと突き抜けろよ」
と言ってくれた。
この言葉が僕にとってどれほどありがたかったか。
そこから少し気つき始める。
それまでは周りに合わせようとして自分を否定して生きてきたが、あれ?
自分が思うように生きてもいいのか。
と思えることができるようになった。
そこから自分が思うように生きることができ、僕の人生は今本当に楽しい。
結局周りの人から嫌われないために人に合わせるか、周りの人に嫌われても自分の思うような生き方をするか。
このどちらかではないかと考える。
僕には今まで自信がなかった。
僕には今自信がある。
自信=自分を信じること。
自信がないということはネガティブであるということ。
ネガティブな状態ではなかなか思ったことを行動に移せない。
また脳は自分の言葉に大きく影響される。
脳は基本怠け者である。そういう意味では人間と似てると言えるだろう。
なので、やらなくてもいいなら基本やらないのである。
ネガティブな状態とは脳を怠けさせているようなものだと思う。
怖いから休んでいいよ、働かなくていいよと言っているようなものである。
常に自分を信じて、周りに何を言われようとも自分が決めた道を歩いていく。
例え、それがいばらの道であるとしても。
このような考えを持った人間が最近は少ないと感じる。
みんながいいというから大企業に入ったり、安定が欲しいから公務員が非常に増えたり。
これは「生きている」とは言わない。「生かされている」のである。
生きるということは死ぬということである。
死を感じるから生が輝くのである。
最近は死をものすごく遠いものにしようとしている感じがある。
しかし、それは結局自殺者を年間に三万人もつくるような社会になってしまった。
自分で稼いで自分で生きる。
これはものすごく難しいことだ。要するに起業するということなのだから。
リスクも多い。大変なこともサラリーマンの倍あるだろう。
しかし、このような生き方ができた時、人は本当の自信を手に入れるのではないだろうか。
それは泥臭くカッコよくはないかもしれないが、僕には非常に美しく見える。
人生、楽しく笑って何かに没頭するような人生にしよう。