日本の強みがなくなった理由
昨日、説明会で神原さんという方に会ってきた。
非常に面白い話がいくつも聞けたが、その中でも日本について今回は書く。
現在、日本は確かに先進国であるが、いまいち伸び率がよくない。
そして、学生で考えることのできない人間が増えているという。
まず、日本人のいいところとしてはどんなところだろうか。
自分は真面目であることであると思う。
真面目とはもちろん、悪く働くこともあるが、集団になったときに大きな力を発揮させる。
戦前、日本には教育勅語というものがあった。
その内容が以下である。
私(明治天皇)が思うに我が皇室の御先祖様が国をお始めになったのは、遥か昔のことであり、その恩徳は深く厚いものです。
我が臣民は忠と孝を守り、万人が心を一つにしてこれまでその美をなしてきましたが、これこそ我が国の最も優れたところであり、教育の根本も実にこの点にあります。
あなたたち臣民は父母に孝行し、兄弟は仲良くし、夫婦は協力し合い、友人は信じ合い、人には恭しく、自分は慎ましくして、広く人々を愛し、学問を修め、仕事を習い、知能を伸ばし、徳行・能力を磨き、進んで公共の利益に奉仕し、世の中のために尽くし、常に憲法を重んじ、法律を守り、もし国家に危険が迫れば忠義と勇気をもって国家のために働き、天下に比類なき皇国の運命を助けるようにしなければなりません。
このようなことは、ただあなたたちが私の忠実で良い臣民であるだけではなく、あなたたちの祖先の昔から伝わる伝統を表すものでもあります。
このような道は実に我が皇室の御先祖様がおのこしになった教訓であり、子孫臣民が共に守らなければならないもので、今も昔も変わらず、国内だけではなく外国においても理に逆らうことはありません。
私はあなたたち臣民と共に心に銘記して忘れず守りますし、皆一致してその徳の道を歩んでいくことを切に願っています。
これが教育勅語である。
結構いいことがスラスラと書いてある。
日本の強みは天皇というトップがいて、それを輪に包む国民が真面目であったがゆえに、何かを成すときにはものすごい団結力が生まれた。
これが日本の強みであった。
しかし、アメリカに戦争で負け、まず天皇という絶対権力を外される。そして、教育勅語の廃止で国民から真面目さを取り上げた。
悪く言えばいい感じに植民地化されたのである。
確かに最近の日本は牙を失った虎のように力を出しきれていない。
だが、真面目さを取り戻し、天皇以外でもだれか救世主のような存在が出てくればこの日本という国はまた昔のような力を取り戻すことができるだろう。